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  | HOME | >活動記録>>発言録2013年11月1日 衆議院文部科学委員会


文部科学行政に関する一般質疑
     

○青木愛

 生活の党の青木愛でございます。
 きょうは、科学技術に関して下村大臣の御見解をお伺いしたいというふうに思っておりますけれども、東日本大震災以降もさまざま、竜巻ですとかあるいは西日本を襲う集中豪雨ですとか、今まで経験をしたことのない自然災害がこの日本でも頻発いたしております。そして、世界に目を転じてみましても、やはり環境問題、CO2、気候変動、人口の増加、食料問題、さまざまな課題が指摘をされているところであります。
 その一方で、生命科学の方ではiPS細胞が発見されたりと目覚ましい進歩があるわけでございますが、さきの百八十三回国会の科学技術・イノベーションの特別委員会の中で野依参考人が、これからの科学技術はもう間違いなく人類の生存にかかわることだという御指摘をいただきまして、我が党も、国民の生活が第一、これも大切ですが、これからは人類の生存が大事ではないか、そういう視点も持ち合わせたいなというふうに思っているところであります。
そうした視点から、何点かお伺いをさせていただきたいと思います。
 やはり原発の問題になりますけれども、原発の再稼働ということになりますが、原発の問題は、もう御承知のとおり、とにかく一旦事故が起こりますと、人々の命や暮らし、また広範囲の国土を失っております。そして、使用済み核燃料の廃棄処分の問題もございます。ガラス固化して地層処分するにしても、無害化するまでに最低十万年かかります。安全に管理を続けていかなければなりません。
 そして、福島の原発の事故の収束ですが、いよいよ四号機の燃料棒を取り出すということで、廃炉に向けた大きな第一歩だというふうに思っておりますが、これも大変危険が伴うもので、本当に慎重に見守っていくしかないわけであります。
 まだまだ廃炉の見通しも立っていない現状の中で、しかもまた、使用済み核燃料の最終処分地のめども立っていない状況の中でこれから将来に向けて原発を続けていくというのは極めて無責任な態度でもございますし、当然のことながら、別のエネルギー源にかえていくべきではないかというのが素直な感覚なんでございますけれども、下村文科大臣として、これからの原発の再稼働、そして将来に向けた、原発をエネルギー源とし続けていくということについて、大臣の御見解をぜひお伺いしたいというふうに思うのですが。よろしくお願いいたします。


○下村文部科学大臣

 基本的には、所管外でございますので、文部科学大臣としての立場からお答えをしたいと思います。
 東京電力福島第一原子力発電所事故を踏まえ、原子力発電所についてはいかなる事情よりも安全性を最優先し、その安全性については、独立した原子力規制委員会が世界最高水準の新規制基準のもとで判断していくということになったわけでございます。安全性が確認された原子力発電所については、世界最高水準の新基準ですから、その中において再稼働が進められるというふうに承知をしております。
 しかし、再稼働に当たっては、立地自治体等関係者の理解と協力を得る必要があると思いますし、国としても、しっかりとした説明をしていく必要は当然あるというふうに思います。
 文部科学省としては、原子力の安全性向上に向けた研究開発やあるいは将来の放射性廃棄物の減容化に向けた研究開発等を着実に進めることによって貢献をしていきたいと考えております。



○青木愛

 まだそういう方針なんだというふうに思います。
 いろいろと、石油にしても天然ガスにしても、その輸入に係る国富というものが大分海外に流出をしているということも承知をいたしておりますが、この原発は絶対安全ということが絶対にないので、早くその方針だけでも示していただければなというふうに思っています。そこに向かう現実的なその行程というのはもしかしたらあるのかもしれませんけれども、早くその方針を示すということが最も大事なことではないかというふうに考えているわけでございます。
 これにかかわることで、一点、ぜひ大臣だからこそお伺いをしたいというふうに思うんですけれども、なぜこの放射線、原発がよくないかということの理由の一つとして、地球の進化と生命誕生の歴史についてお伺いをしたいと思うんです。
 核エネルギーを平和的に利用するこの原発、かつては夢のエネルギーとたたえられていました。
 しかし、地球の進化と生命誕生の歴史から考えると、原子力は人類が手をつけてはいけないエネルギーであると結論をせざるを得ません。
理由を申しますと、四十六億年前に地球が誕生いたしました。その後、この熱かった地球が徐々に冷えて、そして海が出現し、深海で初めて生命が誕生しました。それが今から四十億年ほど前の出来事でございます。なぜ深海かというと、そのころは、有害な宇宙線が地球に降り注いでおりまして、海の浅瀬や陸上ではDNAが破壊されて生命が生きることができなかったからであります。
 約二十七億年前になりますと、地球に磁場が形成されて、宇宙からの放射線が遮断されるようになりました。また、光合成を行うシアノバクテリアという藻の種類のものが大量に発生しまして、海中や大気中に酸素が劇的に増加をいたしました。五億年前ごろになると、紫外線を防ぐオゾン層が形成されて、生物が陸上に進出できるようになりました。
 このように、宇宙からの放射線や紫外線から地球を守る多重バリアが形成されることによって初めて、多種多様な生物がこの地球で生きる環境が整ったわけであります。
 しかし、我々現代人は、そのような地球進化の歴史や生命誕生の歴史を無視して、核エネルギーを地上で使う技術を開発いたしました。絶対的に安全な技術ではありません。我々現代人は、四十六億年、この地球の進化の歴史に逆らって、地球を再び放射線の危機にさらしつつあると言わざるを得ないわけでございます。
 四十六億年かかってようやく放射線を排除して生命が生まれ、そして陸上に上がって、その歴史の上でこの地球の今の社会があるということを考えたときに、今この時代に生きる我々現代人として、また新たに放射線をつくってしまった、それを享受して今経済活動をしているという状況について、下村大臣の御見解をお聞かせいただければというふうに思うのですが。


○下村文部科学大臣

 非常にわかりやすく地球の歴史を説いていただきましてありがとうございます。
 核エネルギーについてでありますけれども、これは、二十世紀初頭に長岡半太郎博士やボーア博士によって相次いで原子模型が提唱され、原子核研究が本格的に進められて以降、研究者の真理への飽くなき探求心から、さまざまな原子核や核エネルギーに関する研究が進められてきたと認識しております。
 こうした先人たちの研究によって解明されてきた原子力は、きちっと制御して取り扱えば人類にとって極めて有用であり、原子力発電としてのエネルギー利用や、医療、工業、農業分野など、さまざまな分野において利用され、二十世紀以降の人類の発展に大きく貢献してきたということも事実であります。
 一方で、今回の東電福島第一原子力発電所事故などに見られるように、原子力は一旦重大事故が起きると国民生活や経済社会に甚大な影響を及ぼすということについても改めて十分認識しなければならないということに我々は直面をしているわけでもございます。
 原子力については、その二面性を十分に理解した上で、一つは、人類が発見、発明、発展をしてきた原子力エネルギーについては人類がみずから克服できるという可能性と、それからもう一つは、代替、再生エネルギー等の新たなエネルギー戦略という二面性を考えながら、これから同時に社会全体の発展のための安全ということも最優先しながら、科学として考えていくときに来ているのではないかと考えております。


○青木愛

 下村大臣の中には、代替エネルギー、自然エネルギーの確立への道筋というものも恐らくお持ちなのかなというふうに今考えながらお伺いをしておりましたけれども、やはり原子力の安全性の確保ということがまだその道筋が見えない中でありますし、何といっても、四十六億年という本当にはかり知れない年月の中で今私たちが生きているということを本当に考えなければならないのではないか。
 我が党もいろいろと自然との共生という部分も掲げておりますけれども、ともに生きられればまだよくて、これは本当に、気がついたらあるとき大変なしっぺ返しを食うのではないかといったような懸念もあるんですけれども、ぜひ、自然との共生という観点からも、また、日本の今の経済活動についても、日本ばかりではありませんけれども、転換期ではないかなというふうに考えているところでございます。
 次の質問に移らせていただきます。
 やはり原発にかかわることでございますが、これまで幾度となく質問をさせていただきました核変換技術についてでございますが、また改めて申し上げさせていただきます。
 地球進化及び生命誕生の歴史、そして核エネルギーは生命が最も嫌うエネルギーであること、そして、原発は即時停止をして廃炉に向かうべきであるというふうに考えているわけでございますが、原発を直ちに全廃いたしましても、核廃棄物を数十万年にわたって安全に管理し、処分しなければならないという現実がございます。その間には、大地震、大津波、マグマの噴出、隕石の落下等々、森羅万象、不測の事態があるかもしれません。だから、使用済み核燃料の処理期間を短縮する技術の開発は大変重要であると指摘をさせていただきました。
 そこで、注目をされているのが、長寿命核種を短寿命核種に変換をする核変換技術であります。大きくは、高速増殖炉による方法と、加速器駆動未臨界システム、加速器で中性子を発生させて、核種にそれを当てて寿命を短くするということでございますが、略してADSと呼ばれております。
 前者は、高速増殖炉「もんじゅ」で研究されてきましたが、事故が多発し、成功の見通しが立っておりません。世界でも、実験、開発中に事故や故障が続き、既に、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどでは開発を諦めております。
 後者のADSは、マイナーアクチノイドなど長寿命核種で構成する未臨界炉を強力な加速器中性子源により運転するシステムでありまして、前者に比べて出力当たりの核変換割合も高く、未臨界での反応なので安全性も高いというのが特徴であります。ただ、予算が少ないために、開発がまだこれからといったところでございます。
 下村大臣が「もんじゅ」を視察に行かれたときに、もしかしたらこの転換が図れるのではないかと期待をしたのでございますけれども、その辺のところと、そして、たしか参院選のさなかでありましたけれども、読売新聞が、この核変換についての予算、たしか二百二十億と下村大臣がおっしゃっていたかと思いますけれども、概算要求に盛り込まれる見込みとの報道もございました。一社だけでしたので文科省にそのときに問い合わせましたところ、その方向であるということでございましたけれども、「もんじゅ」とそしてJ―PARCの方のADS、こちらの概算要求について、また今後の見通しについて、今現状はどうなっているのかをお聞かせいただきたいと思います。


○田中政府参考人

 ただいま先生から御指摘がございました群分離核変換技術、二通りの技術手法がございます。炉を使って処理をするもの、加速器を使って行うもの、二つございます。
 そのうちの高速炉を使った核変換技術でございますけれども、先生から御指摘いただいたとおり、現在、「もんじゅ」を中心に重要な研究開発分野として位置づけてございまして、九月二十五日、科学技術・学術審議会の中でも、もんじゅ研究計画作業部会というところで研究開発の位置づけ等々を行ったところでございます。
 また、諸外国におきましては、フランスにおいては、第四世代炉というところで、この核変換技術の研究開発を見込めるための炉を計画しているという状況でございます。
 もう一つ、先生が御指摘をいただきました加速器駆動型の核変換技術につきましては、これもまた科学技術・学術審議会の中の委員会で十月三十日に取りまとめを行っていただきました。この加速器変換技術につきましては、これまでさまざまな研究開発が進められてきておりますけれども、まだ実験室レベルのものであって、これをいよいよ工学規模の段階に移行することが適当ではないだろうか、そういう御指摘、評価をいただいたところでございます。
 この加速器を用いました技術につきましては、J―PARCを使ってこれからいろいろな技術をしていくということでございますが、大臣から先日お話しいただいたと思いますが、全体が二百二十億円というところでございます。平成二十六年度は、そのうちの概念的な検討をするということのために約八億円の経費を概算要求に計上してございます。
 先生御指摘のとおり、加速器駆動型の変換技術は、メリット、いろいろないいところということもございます。しかしながら、技術レベルとしてはまだ基礎的な段階にとどまっているというところでございまして、将来の実用化というようなことを考えますときには、まだ炉体系の方が一歩先んじているというようなことだと認識をしているところでございます。
以上でございます。



○青木愛

 ADSが評価をされているということでございまして、八億で何ができるかというところなんですけれども、実験をスタートするにも炉のようなものを設置してということで、その建設費に二百二十億かかるのかなというふうに私は考えておりましたので、この八億で何ができるのか、教えていただけますでしょうか。


○田中政府参考人

 先ほど申し上げました八億円でございますけれども、一つは、先ほど申し上げた実験施設の概念設計、システム概念の検討でございます。二百二十億円と申しますのは、J―PARCをそのための施設に若干付加をする、そのための建設費総額が二百二十億円でございますけれども、いきなり建て上げるというわけにはなかなかいかないものですから、きちんとした設計、検討ということが必要でございます。そのための経費が約一億五千万円、そしてそれを進めていくための、分離の効率化等々を進めるための研究開発に約六億円という、以上でございます。


○青木愛

 これまで一億でありましたので、一億から八億というのは大分予算がついたというのかもしれませんけれども、私はこの技術は何を差しおいても早く進めるべきだというふうに思っておりますので、八億でシステムの概念をまず研究するということでありますけれども、一刻も早く、まず実験がスタートできるように、研究者の方々は大分もう研究をされておりますので、ぜひこれは早急に進めていただきたいというふうに、本当に心から強く申し上げておきたいと思います。
 大臣、一言、これについては何かお考えはありますでしょうか。


○下村文部科学大臣

 加速器の駆動型の核変換技術は、柔軟な政策オプションの観点から、工学規模で研究開発への移行を目指すものでございます。また一方、高速炉増殖による核変換技術、これは、廃棄物の減容及び有害度の低減等を目指して、研究開発として「もんじゅ」の研究計画の中で着実に進めているということでございます。
 より実用的に近いということでは、高速増殖炉による核変換技術は加速器駆動型の方に比べると実用に近いのではないかというふうに思っておりますが、今後、多様な研究ということで、財務省が認めてもらえば、できるだけこのような分野における科学技術についても、ぜひ予算をふやしていきたいと考えております。



○青木愛

 「もんじゅ」の方が実用化の可能性が高いという御発言だったかと思いますけれども、これだけ年月かけて多額の予算をつけて、アメリカ、イギリス、先ほどフランスの話も出ていましたけれども、なかなか成果が出ないという中で、ぜひ、ADSの方の研究者の方々の声に耳を傾けていただければ、またいろいろと新しいお考えも持っていただけるのかなというふうに思っておりますけれども、ぜひ、下村大臣の本当に強力なリーダーシップを発揮していただきたいところだなというふうに思っております。
 最後の質問になるかと思いますが、自然再生エネルギーと蓄電技術の開発についてお伺いをさせていただきたいと思います。
 政治は、しばしばツケを子孫に回すなと言います。ただ、原発ほどそのツケを未来永劫にまで引きずるものはないと断言をしておきたいと思います。原子力にかわるエネルギーは、太陽光、風力、水力、地熱、波力、バイオマス、さまざまございます自然再生エネルギーです。
 自然再生エネルギーの安定供給のためには、やはり蓄電技術の開発も不可欠であります。ただ、採算ベースに乗るまでの間は、石炭や天然ガスなどの既存エネルギーの高効率化も必要であろうかと思います。これらの分野でも、日本は世界最高水準にあると伺っています。
 国会が始まるまでの間、さまざま自然エネルギーの視察に行ってまいりまして、それぞれのエネルギー源についてそれぞれの課題がありまして、またそれを改めてお伺いをさせていただきたいと思います。
 例えば、これは自然エネルギーの範疇ではないと思いますけれども、そのつなぎでも大変有望視をされている天然ガスのコンバインドサイクルで、川崎市の天然ガス発電所を視察してまいりまして、そこに、ガスコンバインドサイクルの天然ガス発電所が二基稼働しておりまして、ほぼ休みなく年じゅう稼働しているということでありました。
 ただ、その二基で原発一基分の発電量を賄っているということで、やはりそれだけ効率がよいのだというふうに思いました。川崎市の、本当にそんなに広大ではない敷地に設置されている天然ガス発電所、その二基で原発一基分の発電量を賄っているということでありますので、その辺もまた代替エネルギーに大きく貢献をするのではないかというふうに考えています。
 今後ますます経済成長を続けるアジアでは、そのエネルギー源として、二〇三〇年までに約二百基の原子力発電所の建設の計画をしています。操作の人為ミス、テロの可能性、地震、津波などが心配であります。危険度はますます高まっております。そして、地震大国と言われているトルコに危険な原発を輸出するということも大変危惧をしているところであります。
 この際、日本は、脱原発、自然再生エネルギーに大きくかじを切るというその方針を示すことが大事だというふうに思っておりまして、そうした新しい技術を開発普及して、そのプラントとノウハウを世界に展開して、そして世界に貢献をするべきではないかというふうに思うのですが、最後に、下村文科大臣の御意見をお伺いしたいと思います。


○冨岡大臣政務官

 青木委員の質問にお答えいたします。
 委員が御心配なのはもう私、十分理解できると思っております。ただ、エネルギーについては、所管は経済産業省の総合資源エネルギー調査会合同部会というところで早く結論を出さなくてはいけない立場にあるんですが、文科省としても、きちんとした議論に参画させていただいております。
 また、原子力発電のあり方については、この議論を踏まえてやる必要があるんですが、エネルギーの安定供給のため、原子力発電を支える原子力基盤技術の維持や、それらを担う人材の育成、確保、将来の放射性廃棄物の減容化に向けた技術開発を着実に進めることは必要だと思っております。もちろん、再生可能エネルギー、私たちも十分研究をしながら取り組んでいるところであります。
 御質問の蓄電池の話等、電池の話でございますけれども、シリコン太陽電池では、未達成ではありますけれども、変換効率三〇%の超高効率の太陽電池に関する研究開発や、現行のリチウムイオン電池と比べて、エネルギー密度十倍、コスト十分の一の次世代蓄電池など、再生可能エネルギー導入に必要なエネルギーの貯蔵、輸送等に関する革新的な技術開発を行っているところであり、関係省庁と連携し、その成果の普及及び世界への展開に取り組んでまいりたいと思っております。
 私たちも、文部科学省として、新しい技術の開発等を積極的に今後とも取り組んでいきたいと思っております。



○青木愛

 ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 天然ガス発電所については、何か御意見はございますでしょうか。ガスコンバインドサイクル二基で原発一基分を賄っているということなんですけれども、これは、過渡期の代替エネルギーとすると大変有望なのではないかなというふうに思うんですけれども、もし、わかる範囲で。


○冨岡大臣政務官

 このタイプは直接ガスを燃焼する非常に効率のいいガスタービンだと理解しておりますので、そういった、今後、天然ガスをたくさんシェールガス等で輸入していくと、このタイプは当然ふえてくるのではないかと思っております。



○青木愛

 ぜひいろいろな角度から、まず原発に頼らないエネルギー政策という方針をぜひ定めていただいて、また、そこに向けての現実的な道筋もお示しをいただければ、いろいろと考えていきたいなというふうにも思っておりますので、ぜひ積極的なお取り組みをお願いして、質問を終わらせていただきたいと思います。
 またよろしくお願いいたします。